今年のさくら

自粛ムードの中、今年の桜だけは見ておきたいと
思っていました。

つきまちの会で谷戸あるき。

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つきまちの会Tさんらと以前探し歩きましたがその時は見つけられず
その後Tさんが一人で探し当て、皆を案内してくださいました。
里山の風景にひっそりと咲く桜。
携帯のカメラしかなくて残念ですが。

そして仕事の関係でお邪魔した
森の写真を撮っておられる志鎌猛さんご夫妻が
あちこちの桜を案内してくださいました。

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圧巻は樹齢二千年のエドヒガンザクラ。

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志鎌猛さんのプラチナプリントによる森の写真は
しっとりとした日本の森の気配
湿り気のある空気の粒子が微妙な階調の中に見えるような写真です。
森に迷い込んで
その静謐な空気を呼吸しているような気持ちになります。
そこに写っている一番奥の
ほのかな光や闇に自然と繋がるのです。
そしてそんな写真を撮られる志鎌さんの眼差しは
森の木々と呼吸を共にしているように静かでした。
時を 気配を じっくりとみつめていくという
自身のめざしたいありようとして
とても学び多い時間でした。

今年の桜は忘れられない体験になりました。
いまひととき 渾身の力で咲く桜の大樹のもと
私にもふいにきらめきが降りてきて
戸惑いながらも二度とない一瞬をうけとめました。
不思議な時空でした。

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