2011-08-01から1ヶ月間の記事一覧

貝の火 予言の書

宮沢賢治の作品「貝の火」はこんなおはなしです 純粋な子うさぎのホモイがある日 川に溺れたひばりの雛を救います。 始めて遭遇するそのうごめくものの命にふれて 無垢なホモイはそれに畏れを感じます。 勇気を奮い立たせたうさぎはその後熱病にかかりますが…

三人寄ればに加えてもひとり

お引っ越しと同時にテレビを捨てました。 地デジ政策に対しての疑問もあったし 原発事故以来報道を信じることができなくなったので。テレビをつけるととたんにそこが部屋の中心になってしまいます。 実家でも誰かがテレビをつけると ふっとみんながテレビの…

jazzライヴ 

大口純一郎さんのトリオのライヴを聴きに行きました。8時くらいから始まって終わったのは11時半。 たっぷり3ステージを楽しみました。煉瓦の内装、古時計、各テーブルにアンティークの電話が置いてある 素敵なライヴハウス。大口さんはピアノ片手に全国をか…

磯江毅さんの絵に衝撃

土曜日に 磯江毅 グスタボ・イソエ マドリード・リアリズムの異才と称された絵画展に。驚きの絵画展でした。スペインで活動の後日本にアトリエを構え 緻密さ故に一作品ごとに時間をかけながらも 沢山の作品を残した夭逝の画家。 存在さえ知りませんでした。写…

最年少のお客様

先日のキッド・アイラック・アート・ホールでの語り会に 小学六年生のおんなのこが来てくれました。 いつもお聴き下さっている方のお孫さんだそうです。夏休みの宿題の課題に源氏物語があるそうで それで来てくれたのだとか。今回の澪標は十二歳のおんなのこに…

夏のきもの 鉄仙

少し前のことになりますが 空海展に行きました。今年の始まりは東寺と雪の神護寺、 そこで大きな志がおりてきて これからの活動のテーマともなりました。 語り会に臨むにあたり(おおげさだけど) 空海さんのパワーをいただこうと。24歳の頃の書の展示にのけ…

祈りの日に 閉じられた箱を

キッド・アイラック・アート・ホールの連続語り会、 今回は8月6日、そして7日の日程でした。 ただいまの世の中で、また新たな意味を持ち始める8月6日 祈りの日。 そして二年前の今日8/8はキッドで語り会を始めた日。 お陰様で三周目の螺旋を昇り始めました。暑…

魔法使いの弟子

物思い それはどんどん膨らんでいく。 果てしなくむくむくと。源氏の物語の背後にはみえない思いが 幾重もかさなりあってうごめいているちょいとそこまで なんて 気軽に出て行けなかった平安時代の姫達は 秘められた奥の部屋で 自分の外の世界に思いを馳せて…