神戸風月堂での語り会

神戸から戻ってきました。
第37回 風月堂朗読サロンでの連続語り会第3回目、
今回は「帚木の後半と空蝉」の巻でした。
風邪の流行る今、行きの新幹線の中で、あれ?呼吸器が変…と気づき、
すぐさま麻黄湯
要用心と京都の実家に戻ると、母がぎっくり腰!?
父の介助で疲れが溜まっていたのでしょう。
翌日には兄も駆けつけ、両親を兄の住む家に引き取る引き取らないの家族会議。
頑張り屋さんの母はもう少し頑張る、と環境を変えることに踏み切れない様子、
その気持ちも解ります。

私は本番を控えて風邪が悪化しないように足湯をしたり、
ティトゥリーの蒸気を吸って吸って対策。
日曜日は朝から神戸へ。これまで仕事の時は母が朝食も整えてくれていたので、
今回はその有り難さが身に沁みました。とにかく家事をどたばたやっつけて、
元町に着いたら薬局が待ってた様にドアを開けています。
「そうだ元気ドリンクだ!…でも前みたいに夜中にギンギンになっても困るし、
もちょっと弱いのってあるのかなあ…ん?飲む点滴…?」説明を聞いて、くいっ!
世のビジネスマンさんはこうして頑張っておらるるらしい。

風月堂朗読サロンでは、社長室長Y氏がお世話下さり、
音響まで御手ずからご協力下さいます。
風月堂さんの創作和菓子「源氏物語の由可里」『帚木』。
いつものようにあらすじの後のティータイムがお楽しみの時間です。
今回はその制作当時のお菓子職人の方もお聴き下さり、
私は麻黄湯と飲む点滴のおかげで咳の一つもおこらず元気に語れました。
毎回九州からおいで下さるお客様もあって、お菓子と息の続く限り、
頑張ろうと思います。
さてその夜、出港する船を眺めながらお食事。あら素敵、でも食欲がなくて中華粥。
熱がごおおおおんと上昇、足湯をして隣のベッドのお布団まで被って汗をかいたら
翌朝は結構すっきり。
その後は母のようにはとうてい出来ないけれど主婦になってどたばた過ごしました。
弱気になって寝込むより、気がつかないうちに風邪が経過したらいいなあなんて思いながら。さすがに横になると躰の中がごおおん、ごおおん と音をたててるみたい。
でも早めの睡眠って偉大。今返りの新幹線で、夕日に輝く浜名湖を見ながらぽちぽちタイプしていますが、まあなんとかこの風邪も経過するようです。
でも車内は風邪引きさんも多いみたい、マスクにアロマオイルを滴々して深く吸い込んでおります。着物にマスクってけっこう凄いです。かもてられしまへんそんなこと。
まずはインフルエンザでなくてよかった。