法然院除夜の鐘突 白無垢の京正月 

晦日の京都は雪でした!
よほど気温が低いのかふんわりと溶けずにどんどん庭に積もっていきます。
放射状に延びる大根の葉、緑に白の雪化粧を寒いのも忘れて見入りました。
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夜は毎年恒例の法然院除夜の鐘突。
紫野の友人niconicoを訪ね積もる話の後出発。
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いつもの山門も木々もみんな違って映ります。

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鐘の傍で待っている間
寒いのに暖かい…不思議な気持ち。
風がないせいか音もなくて、待つ人々はそれを味わうように静かに並んでいました。

貫主様がいらして鐘楼へと登ります。
皆でお経を唱えて、一年の垢を拭う為、二つ、鐘が突かれた後、私は十二番目に、一年の感謝と新しい年に向かって一突き。きりりと引き締まった夜気に体の中を駆け巡る響き。ごーんじゃなくてじーんと沁みました。
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雪の中に鐘の音 天から最初の贈り物をもらったような気分。
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新しい気持ちになって真っ白な哲学の道、街をぬけて知恩寺へ。

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あっちこっちに雪だるま。
百万遍京都大学の門が「どうぞ」とばかりに開いていて。
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お邪魔します、ごめんなさい、大学荒らしです。
被害にあった車、多数。
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楽しすぎて知恩寺の門が閉まってしまい初笑い。

ほくほく下鴨神社へ。橋からの真白な高野川は初めての眺め。
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木々は満開の花盛り。木によって花の咲き方が違って桜の雪花は格別。

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大鳥居をくぐると大きな焚き火が迎えてくれます。
闇に雪だけでもすごいことなのに炎が天にみんなの新年の思いを届けてくれるみたいです。

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初詣の後甘酒でさらにあったまって帰路。

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最高の新年の幕開けでした。
今年もよろしくお願いいたします!