Anmo&雨宮弥太郎硯展

先日日本橋三越に、硯展を観に行きました。
甲斐雨端硯本舗 13代目 雨宮弥太郎さんの作品です。
一年おきにこれで三度目。
まずは下のURLからギャラリーで素敵な作品を御覧あれ。
http://www.amehatasuzurihonpo.com/index.html

実はこの方のお父様、12代目の雨宮弥兵衛さんが
私の大家さんなんです。
腰にスカーフを巻いてマンボを踊っちゃったりする楽しい大家さんなんですが
御覧になっておわかりのように非凡な芸術家。
彫刻家北村西望さんが長崎平和祈念像制作時にはその助手も務められた方。

こういう芸術家でいらっしゃるので
私の仕事にもご理解いただいて、お家を貸してくださっているのです〜。

三越美術サロンでみせていただいた作品はどれも
イメージをかきたてるものでした。
実用の美は勿論ですが、そこにあるだけで空間が変わる
彫刻作品のような存在感と美しさ。

初めて見たときには、「これが硯なの?」とこれまで硯と思っていたものからはるかに枠をとびこえた作品群に驚きました。
静かに硯に向かって墨をすっているうちに
いろんなものを脱ぎ捨てていって、そして、味のある字が書けたらどんなに素敵でしょうね。
日本人の感覚ってやっぱりいいなあ。
道 と名のつくものはみんな、自分との出逢い、内観そのものなんですね。
少しでも近づけたらいいなあと思います。

三越の嬉しいのはね
大好きなアンモちゃんに会えること。じゃあん
anmo.jpg

何を隠そう私は化石が大好きなのです。
恐竜とか、アンモナイトとか、もう小さい頃から夢中でした。
冷たい大理石なのにこのぐるぐるはあったかい気がします。
まだ生きてるみたいに。
ほんまえ。