jazzライヴ 

大口純一郎さんのトリオのライヴを聴きに行きました。

8時くらいから始まって終わったのは11時半。
たっぷり3ステージを楽しみました。

煉瓦の内装、古時計、各テーブルにアンティークの電話が置いてある
素敵なライヴハウス

大口さんはピアノ片手に全国をかけめぐっておらるるピカイチピアニスト。
上の一文には一部大きな間違いがありますがよしとしましょう。

弾き始める前の大口さんに漂う雰囲気が好き。
曲ごとに違う世界を作るためのほんの暫くの時間
(無意識に)胸に手を当てたり 
くちびるをさわったり
手をひらひらさせてみたり
また じっとなにかが降りてくるのを受けとめるように。

身体の中を変えて
それを感じているんだなあと思うのです。

導入部からは予測もつかないような展開をみるのだけれど
最初の1音を出す前の大切さは
音楽も語りも同じなんだなあと思います。
語りでも場面が変わるときには同じ事をしているなと
そこんとこが面白く感じます。

もちろん演奏はうねりをもって迫ってきて
私は流れにまきこまれて心地よく泳いだり溺れたり。

純一郎さんになくてはならないパートナーのかんちゃんは
とても素敵な女性。
お料理が上手でお話しも面白くて
最近は詩も書いておらる。
「二十歳くらいの時、ジュンイチロウとこの店でライヴを聴いたのよ。」
ってご馳走なお話し。
ライヴ会場でお客様に気を配りながら
演奏を一番楽しんでいるのはかんちゃん。

なんと素敵やおへんか。

かんちゃんは着物仲間でもあり。
趣味も良い人なのだ。

昨日着ていったのは白地にうすーい紫陽花色の花段のきものに
浅蘇芳色の絽の帯。
(カメラを忘れてしもたんどす あほ。)

帰り道は月がいいあんばいに欠けておぼろ化粧。
そぞろあるきに夜の花が香って。
あんまりそぞろってると道に迷って帰り着けなくなりそうな
むんわりした空気の夜でした。

そこでちらっと見かけたものは・・・っ!
猫でもない!
狸でもない!
あれは

ハクビシンだあっ!

ひやー 初めて見たやんか 住宅地でハクビシン
暑いのに毛皮着たはった。