ああぎっくりした
昨日久しぶりに舞の稽古に出ることができた!
ゆったりとした動きの中
身体を駆け巡るここちよい風の緩急。
先生は昨年から腰を痛められたうえでの指導。
でも拝察したところ腰を悪くしている人に見えない。
この間、痛みを利用して、ご自身の身体を改めて観察されたと聞いた。
「いたい!」といっても「いたくない」といっても痛みは同じ。
で、「いたい」の たぬき で 「い い!」 になさったそうな。
そして身体の中の「いい」回路をたどってゆく。
すごい。
身体の使いようによって、痛まずに動くことも出来るとおっしゃる。
ふううん、
頭では理解できた。
踊りの時のからだの使い方だ。
はすかいのエネルギーの流れ。綾だ。
でもぎっくり状態でそれができるものなのか。
そういえばこのところ腰痛がない
以前はずっと悩まされてきたのに。とふと思う。
腰痛がなくなったのは、ある人の衝撃的な言葉のせい、というか、おかげだった。
それはまた機会があったらかいてみよう。
とにかく今日の一大事は
そんな私を見舞った久々のぎっくり。
やってしもた・・・・・
しかしなんでこのタイミング。
語り会の三日前に骨折したときのことを思い出し
近日に語り会がないことにほっとしたところで
痛みがなくなるわけじゃない。あうあう。いたいよお。
昨日の先生の言葉なんかすっとんで
フランケンみたいに身体がかたまったままぬりかべのように歩いて ふと
あ
身体を面にしないってことよ
と
身体の向きを変えるとき
舞の動きで動いてみたら
なんと
痛くないではないか!
床に落としたものを拾うときにも
息を止めて「くくくく」とまっすぐしゃがむんじゃなくて
息を抜いて意識を下げると腰が自然に落ちる。
座ってるより動いている方がいいぢゃあないか。
おおお。
いいい。
いたいが いいい。
わたしもいっぱしのたぬきだ。
そんでもって
歩くときは狂言みたいに吊り腰だ。
部屋の中で芝居がかっている。
おのおのがた。左右非対称でござる。
しかしなんでこのタイミング
我が身で試してみたかったのかしらん
舞の仲間に笑われそう。
いや いたいのよ、でも
わたしもちょっとこれを機に
身体の「いい」をたどってみよう。