微生物とかエナジーとか 

ブログの更新を怠っているうちにもう6月の半ばに突入!
お陰様で京都野仏庵で様の語り会『花宴』は無事終了。
お支え下さった方々に感謝致します。

5月は母の手術入院のことで長く実家にいたので、
東京にもどってからは山積みの仕事に着手。
8月の京都角屋さんでの語り会はいつもよりも大がかりなので
チラシ作成にもうんと時間がかかりました。
お陰様で情報満載の素敵なチラシが完成、入稿!

続いて8月のキッド・アイラック・アート・ホールのチラシのために
和歌や、美しい表現を選んで、あらすじはじめ情報をまとめ
デザイナーさんに提出。
台本作りも続々。これが本当に時間がかかってしまいます。
でもInDesignというソフトは優れもので、読みやすく書体を選んで、行替えしたり、
ルビを振ったりという作業で大変お世話になってます。
こういう下準備があって徐々に語りへの気持ちが発酵していきます。

そうしてほぼ一日中パソコンに向かっている私。
でも最近はfacebookという一息ツールがちょっとした楽しみです。
朝顔が、アジサイがさいた、プチトマトを一個二個収穫した、アオムシやカタツムリが出たと行ってはipodで写真を撮り、アップするのにさして時間を要せず
ちょいとした時間でお友だちと情報交換もでき。
見えない蜘蛛の巣であちらこちらに繋がっています。

そうそう、今年はなんと自分でお味噌も仕込んだのでした。
『信じられない〜』との声が聞こえてきそうですが、うふふ。
ある写真家さんのお宅でよばれたお味噌があまりに美味しくて、
手作りと聞いて俄然燃えてしまったのでした。
明治27年創業という麹屋さんに連れて頂き、一日がかりで仕込みました。
そんな様子もfacebookにアップしたりして。
ブームの塩麹も自家製。これは本当に総ての食材を美味しくする魔法のようなもの。

みえない放射能という言葉に気弱になるまじ と
発酵食品の摂取で対抗、とばかり、ヨーグルトまで最近つくりはじめました。
とはいっても混ぜればあとはみんな微生物がやってくれるのですね。

微生物の力を借りてご先祖様はいろんな危機を乗り越えてきました。
そのお知恵をかりない手はない!
見えない物には見えない物で対抗。

乗り越えたと云えば
5月の16日に股関節の手術をした母。
無事手術を乗り切って、翌日から始まったリハビリに意欲的に取り組んで、
高齢なのでリハビリの為に転院して家に戻れるのは3ヶ月ほど先ときいていたのに、
なんと本日退院致しました。
あまりに急に退院すると言い出したので、何かあったのかと心配になりましたが
そうではなく、意欲も、自己管理能力もあるということで、
リハビリの先生から90点の高得点?をいただいて、自宅でのリハビリとなったのです。
でも、いきなり父との生活はまだ無理なので、当面は兄夫婦が父を引き続き預かってくれ、母は一人暮らしでゆっくり日常の動作になれてゆく、ということです。
人工股関節手術後は、脱臼しやすくそれが一番避けなければならないこと。
物を拾ったりという日常の動作に危険が潜むのだそうです。
でもそれさえ気をつければ、もう痛みからも解放されて行動範囲も広がります。

兄が実家のあちこちに手すりを設置、下の棚の物をみんなしゃがまないでとれる処に移してくれ、準備は万全。頭が下がります〜〜〜。

電話での母の晴れやかな声が嬉しく耳に残っています。
私もこちらで頑張らねば。

麻酔時に命の危険もあると聞いて、ひと月前、落ち着かない気持ちでふと
facebookに気持ちが漏れてしまったとき、
沢山の方から力強いメッセージを頂きました。
本当にありがとうございます。こうして支えられていることに感謝します。
母の体力や、医療技術ももちろんあったことでしょうが
自分の脚で歩きたいという、母のいだく強いイメージと信じる力を
遠隔で支えてもらった見えないけれども大きなエネルギーが
沢山の困難を乗り越えさせてくれたのだと思います。

思えばここ数年の自身のテーマは 見得ないもの
見えない物は感じるしかない
その感覚を磨いてゆきたいと思います。

感謝をこめて。