Sad Song


ルー・リードがなくなった。私にとっては ことだまの歌い手。
音符に従うのでなく 彷徨するように 言葉が求めている音を問うように 音を紡ぐ人。

どんなに堅牢な理屈も人の心は動かせない
心に直にふれてくる 揺らめくような生命感
それが人に力の源にある光をみせる

これからの世界を開いてゆくのは 詩人の魂。
詩を書く人のことじゃなくて
すべての表現に先立つもの 詩霊
それが 色や音やことのはに姿を変える

器に収まりきれなかった魂
解き放たれて やすらかに

たちのぼる詩霊をもとめて
有形無形に思いを馳せている
今日はお弔いの歌の中にそれを探そう





facebookでいたみを共有するうちに訃報の衝撃が
あたたかく内から湧きあがるものに変わっていったのは幸せなことだった。

人の死で生を思った。 今生きていることの不思議さ。
死を思いながら真剣に生きねば








公式サイト
facebook
ことだまのくに









おおきに