おぎゃあ

呼吸  声になる前の生への渇望。

私達、産道を通ってくるときに最初の試練をくぐり抜けるのですね。
生きたい と思う力が最大限に発揮されるのがまだなにも外からの学習をしない時 
胎児が赤ちゃんになるとき。お母さんとの命懸けの共同作業。
赤ちゃんってすごいんだ。

私達みんな赤ちゃんだった。生きたい!と欲してこの世に出てきたの おぼえてる?
私達誰もがそんなすごい本質を備えてる。
その呼吸が最初の声になる 
声は消えてもその言霊はとびつづけて、くじけたときにいつも励ましてくれているのはほかでもない
産声の言霊なのかもしれない。

親からご飯をもらえないで死んでしまった子供の事件が心に重くのしかかっています。
生きたいという欲求をだれもとめることはできないのに。
いきものの本質が持っている可能性だけは奪わないでほしかった。

香り高い華やかな『梅枝』の巻では子を思う親の心と、また人の思惑にとは別に、生ある人の個性が表出する場面がいくつもあります。
人の心は決して思うようにはなりません。でも生への欲求が活き活きとせめぎあっていることだと思えば思い通りにならない世の中もちがって見えてくるのかもしれません。

京都発京ことば源氏物語『梅枝』の巻

六条院の女君達によって競うように調合される香、匂い立つような優雅なひとときを・・・。 

6月7(土)8(日)両日とも3時開演(2時半開場)
御予約2000円 当日2500円
明大前キッド・アイラック・アート・ホールにて

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お誘い合わせの上お運び下さい。










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