夕顔の帯

文京区の水道端図書館で
2/12に語り会を企画してくださいました。

あいにく写真がなくてご紹介できないのですが
館内の多目的スペースには源氏物語関連の図書がずらりと並べられ、
貴重な谷崎源氏の草紙集まで。

図書館の方からのリクエストで
『夕顔』を語らせていただきました。
大好きな巻です。
音楽は私に図書館での語りのご縁を下さった
鈴木うさぎさん。都内の図書館の館長さんです。

今回も皆様のお力添えで、手作りの良い会でした。

終了後は館の皆様と懇親会。
お一人お一人のご感想や、お客様が残して下さったアンケートにも励まされ
うれしい一日になりました。
有り難うございました!!

そしてこの日、会ったことのなかったいとこが訪ねてきてくれたのです!!
小さい頃一度会ったらしい?ということでしたが二人とも記憶になく
最近京都の家を訪ねて下さったことは両親からきいていたのですが
突然の対面に驚くやらうれしいやら。
長く生きているとこういう事もあるんだなあと思いました。

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着物は結城の縮に中井和子先生の遺品夕顔の帯。
夕顔の巻の時にはいつもこの帯。今日は紬なので塩瀬の帯はベストマッチ。
灰色と白に小さい桜花が散っている、これは初めて自分でオーダーして作った着物。
中井先生の講演の後に初めて語らせていただいたときに着て、
「あらおとなしい好みやね。」と言われたのを覚えています。