日記

なま なま ふるえる

久しぶりに劇場へ。バッハ・コレギウム・ジャパンの演奏会、実は公開リハーサル。 鈴木雅明さん率いるバロック音楽の演奏を、何度か聴いているけれど 公開リハーサルというのは初めてでした。 最初に「コンサートじゃないですからね」と鈴木さんのお話。 解説…

ジャスミン革命 新手記?

以前に書いたチュニジア ジャスミン革命、チュニスの友人から 新しい手記が届きました。「革命はある日突やってきても、その後すぐに平和がやってくる わけではないことを再認識する」という、現場で日々を送っている友人の生の声で、現在の状況が綴られてい…

Anmo&雨宮弥太郎硯展

先日日本橋三越に、硯展を観に行きました。 甲斐雨端硯本舗 13代目 雨宮弥太郎さんの作品です。 一年おきにこれで三度目。 まずは下のURLからギャラリーで素敵な作品を御覧あれ。 http://www.amehatasuzurihonpo.com/index.html実はこの方のお父様、12代…

NHK俳句に・・・

今年の国民文化祭で、蕪村を京音調で朗読するという試みを控えて、 TVの講座番組「NHK俳句」にゲストとしてお招きいただきました。周りには俳句を詠む友人が沢山いるのに私は詠めず、 図々しくもたいした知識もなく向かいました。今回の兼題は「梅」 私は…

図書館での語り会

1/29 蓮根図書館で語りの会がありました。図書館での語り、私は好きです。 本好きの方が集まる場所 そしていつものように、季節の庭園が背景に広がるわけでも 舞台の照明効果があるわけでも マイクがあって、囁き声を活かせるわけでも キッド・アイラック・ア…

『ジャスミン革命』チュニジア生レポート

http://kyo-kotoba.sakura.ne.jp/tunisie.htmlこのレポートは、チュニジアの首都チュニスに暮らす大切な友人が、この程チュニジアで起こった『ジャスミン革命』の様子を伝えてくれたものです。今こそ国民の手で我が国を創ってゆこうとする市民一人一人の小さ…

チュニジアのこと

現在の『和 一色』におさまるまでの途上のこと・・・私は以前チュニスに二ヶ月滞在し 国立芸術学校に編入させていただき、チュニジアの民俗舞踊を学びました。小さい頃から私はクラシックバレエを学び、モダンダンスを学びました。 演劇で表現することを始めて…

女房語りyoutubeデビュー!!

なんと、ちょっと恥ずかしいですが、昨秋、京都東本願寺別邸 涉成園での『紅葉賀』の冒頭部分をyoutubeで見ていただくことが可能になってしまいました! 10分程のお時間許せば…どうぞご覧下さいませ。 あの日麻布香雅堂様に再現していただいた、源氏の君の香…

神戸風月堂での語り会

神戸から戻ってきました。 第37回 風月堂朗読サロンでの連続語り会第3回目、 今回は「帚木の後半と空蝉」の巻でした。 風邪の流行る今、行きの新幹線の中で、あれ?呼吸器が変…と気づき、 すぐさま麻黄湯! 要用心と京都の実家に戻ると、母がぎっくり腰!? …

再会

新年にちなんで初音の巻を Salon de Nogi 能見台 で語りました。 こちらのサロンは皆様大変フランクで、 語り会の様子も公開のおゆるしをいただいています。 河上知明さんの燭台に和蝋燭が灯されて 巻の「かずけ綿」にちなんで綿の実をふんわりあしらってい…

空 海 大地

もうすっかりお正月も終わってしまいましたが 新年早々の一日、東寺、神護寺を訪ねました。 「弘法さん」で京都市民には親しみ深い空海のお寺。 寒い中 御朱印に並ぶ人々、活気のある境内。 空を目指すようにすくりと立つ五重塔。 小さい頃から私にはこの漆…

法然院除夜の鐘突 白無垢の京正月 

大晦日の京都は雪でした! よほど気温が低いのかふんわりと溶けずにどんどん庭に積もっていきます。 放射状に延びる大根の葉、緑に白の雪化粧を寒いのも忘れて見入りました。 夜は毎年恒例の法然院除夜の鐘突。 紫野の友人niconicoを訪ね積もる話の後出発。 …

京都の年の瀬望年雑言(京都音調で読んどくれやす)

二十八日午後に京都に戻りました。 最近ではだんだん歳とってきた両親に 一日でも早く顔を見せるのが親孝行になってしもてます。 二十九日はお墓参り、暖こうてよかったわぁ。 三十日の今日は、毎年の私のお役目 お仏壇の大掃除。 このお仏壇には年に何回手…

蕪村忌句会 in 島原 角屋

今年最後のお仕事は源氏物語ではなく 蕪村が京都で詠んだ句を、京都の音調で朗読するという試みです。 関西大学の藤田真一先生企画 毎年恒例の蕪村忌句会。 蕪村の命日は12/25で私の母方の祖父と同じ日、なんだかご縁?。会場は京都島原の角屋さん。 天正17…

葵の巻登山

キッド・アイラック・アート・ホールでの第九回語り会「葵」が終わりました。 今回は五十四帖のなかでも、私の中では富士山級の気持ちで臨みました。 彼方と此方の世界の境界線が不確かになる壮大な巻。 物語も山有り谷有り 物の怪はでる 子供は生まれる 死人は…

KID葵祭の準備

18日のキッド・アイラック・アート・ホールがもう迫ってきました。 今回は長丁場。前半後半で1時間45分はたっぷり。 お客様にも覚悟を強いる物語。 前半は賀茂(葵)祭を発端に御息所と葵が交互に描かれ、生き鬽となった御息所が葵を殺してしまう恐ろしい場。 …

きものの細尾さんお茶室語り会 人形町

人形町にひっそりとある素敵な着物やさん 千嘉 細尾さんで 語り会がスタートしました。京都西陣から日本橋にお店を構えられた細尾さん。 お店は普通の着物やさんとはまるで違って「お茶室」そのもの。 実際にここでお茶会やお稽古もなさっています。 こんな…

京女の寝返り

大修館書店発刊の高校国語の教科書に付随する朗読CDの収録がありました。 今回は今昔物語集より「羅城門」、伊勢物語より「芥川」、竹取物語より「なよ竹のかぐや姫」万葉集一首を朗読しました。 風邪がひどくならないのにすっきりもせずにいて、なんだか鼻…

古典の日in東京

27日、京都発信の「十一月一日を古典の日に制定しよう!」 という呼びかけの一環として、東京では初めての推進フォーラムが 学習院大学創立百周年記念会館で開催されました。 「紅葉賀」を京ことばと原文とで30分語らせていただきました。http://www.kyoto-n…

末摘花の三日間

20日能見台Salon de Nogi 21,22日の北鎌倉円覚寺塔頭龍隠庵 三日間の語り会「末摘花」 鼻の赤い時代遅れのお姫様の物語。Salon de Nogiでは、いつも龍隠庵で音響をサポートしてくれる塩見佐貴枝さんが、 巻にちなんだケーキを焼いてくれ、サロンを盛り上げて…

ナレーション

16日にナレーションのお仕事がありました。 BSジャパンで11/21にオンエアの 「大自然と歴史遺産をめぐる イタリア・アルプス絶景の旅」。 何度かお仕事させていただいているワールド・スタッフ製作の番組です。 毎回とても雄大な自然の映像を見せていただき…

いのちの林檎

この何の変哲もないように見えるひとつの林檎。 宝物のようで、いただかずに目の前に置いて見つめています。これはいのちの林檎、奇跡の林檎です。 改めて説明するまでもない、木村秋則さんがお作りになった林檎・・・! 絶対不可能といわれた完全無農薬、無…

京都涉成園 紅葉の賀

10月22日 京都東本願寺別邸 涉成園の臨池亭にて語り会を催しました。まずは素晴らしい場所・・・画面左側に十六帖の間があります今回は由緒ある京都の香木を扱われる 麻布香雅堂 山田眞裕社長にお越しいただき、平安時代の製法に則って、源氏の君の薫りを焚き物…