2011-01-01から1年間の記事一覧

繋がってます あいしてる

極小さい揺れでも家の構造によって増幅するのか 間断ない余震にさすがに心細くなって 風邪から喘息の症状もでてちょっと参っていたところに 家から自転車で10分ほどのところにいる詩人で 一人暮らしの「東京のお母さん」から電話があり、 そちらに避難するこ…

樹海に潜る

初めて体験する大きな揺れ デパートの何階だったか、恐怖の時間だった。 誘導されて外に出てからも、地面やビルが大きく揺れた。 寒い中随分待ってバスで戻った。 やれやれと思ったことが自分の幸運だったと知ったのは 家に着いて京都の実家に連絡をとり、 T…

水やり男

カテゴリに『お絵かき』とあるのにいつまでたってもカラですね と、あるお方からメールを頂きました。 カテゴリを作ったものの、作成順に並列になってしまって隠れてくれないのがちょいと恥ずかしくて出せないでいました。最近はまったくお絵かきしなくなり…

写りこむ無形のかさねから

一見自分と無関係に見えるものが、 自分のなまの感覚に変換されて強烈に感じられることがあるメールで送られてきたいくつかの写真 その中の一枚 海の波を撮したモノクローム。ものをいわない写真からなにかの残響音がきこえてくる。 こういう海を以前みたこ…

チュニジアジャスミン革命 最新手記

リビアからの避難者が毎日何千人もチュニジア入り 暫定政府のガンヌーシー首相が辞任 「デモはもうたくさん!」 期待される新憲法 国民が希望する新生チュニジアの誕生へ向けて、革命後、ようやく始めの1歩 憲法制定議会委員の選挙が7月24日に。チュニス…

筋肉痛とハンガリーの旅

キッド・アイラック・アート・ホール公演の後 しばらく筋肉痛でした。どこが?・・・腹筋。4月は語り会が続いたので、家で真面目に!!毎日練習していました。 だんだん喉が疲れてきていたので出来るだけ喉に力を入れないようにしていたら キッドの少し前か…

賢木/花散里 崖っぷち

26.27日 キッド・アイラック・アート・ホールで隔月連続公演 賢木/花散里 の巻を語りました。出来不出来を自分で判断することは出来ませんが 初日はとても厳しいものでした。 どんな事情も言い訳にしかなりません。 自分の中のリズムがすっかり狂ったままの読了…

賢木のきもの

前の巻で正妻葵が亡くなり、賢木では父桐壺院が亡くなり、 六条御息所は伊勢へ 朝顔は賀茂の斎院としてともに神域に。 焦がれる藤壺の宮は源氏の恋情を逃れ仏門へ。 賢木の巻は別れの巻です。中でも伊勢への下向を決意した御息所に逢いに 神の斎垣を超えて向…

源氏の君の香りをきく

「源氏物語の薫り」〜香と京ことばの語りを聞くひととき〜ちょっと素敵でしょう。 神奈川県かなっくホール「かなっくセンスアップ講座」という企画。 講師は昨秋京都涉成園での「紅葉賀」の折、源氏の君の香りを再現して下さった 麻布 香雅堂 御主人の山田眞…

夕顔の帯

文京区の水道端図書館で 2/12に語り会を企画してくださいました。あいにく写真がなくてご紹介できないのですが 館内の多目的スペースには源氏物語関連の図書がずらりと並べられ、 貴重な谷崎源氏の草紙集まで。図書館の方からのリクエストで 『夕顔』を語ら…

コハルママの作品展

なんてまあかわいいんでしょうはちすに潜り込んだうさちゃん おしりまるだしで片足じたばたコハルママさんの作品展に行ってきました。 でもずっと前のことなんです。 なかなか書けずに本日爆発牛車暴走。ちりめんや大島紬の端布から機能的な夢が動き出す 御…

チュニジア ジャスミン革命手記 ?

チュニスに住む友人から新しい手記が送られてきました。 是非読んでください。ちょっと抜粋します。「言論の自由が突然やってきて、誰もが何かを言わずにはいられない」 相次ぐスト、そしてベンアリ元大統領一派で構成されるギャング達がいまだ世を混乱させ…

なま なま ふるえる

久しぶりに劇場へ。バッハ・コレギウム・ジャパンの演奏会、実は公開リハーサル。 鈴木雅明さん率いるバロック音楽の演奏を、何度か聴いているけれど 公開リハーサルというのは初めてでした。 最初に「コンサートじゃないですからね」と鈴木さんのお話。 解説…

ジャスミン革命 新手記?

以前に書いたチュニジア ジャスミン革命、チュニスの友人から 新しい手記が届きました。「革命はある日突やってきても、その後すぐに平和がやってくる わけではないことを再認識する」という、現場で日々を送っている友人の生の声で、現在の状況が綴られてい…

Anmo&雨宮弥太郎硯展

先日日本橋三越に、硯展を観に行きました。 甲斐雨端硯本舗 13代目 雨宮弥太郎さんの作品です。 一年おきにこれで三度目。 まずは下のURLからギャラリーで素敵な作品を御覧あれ。 http://www.amehatasuzurihonpo.com/index.html実はこの方のお父様、12代…

NHK俳句に・・・

今年の国民文化祭で、蕪村を京音調で朗読するという試みを控えて、 TVの講座番組「NHK俳句」にゲストとしてお招きいただきました。周りには俳句を詠む友人が沢山いるのに私は詠めず、 図々しくもたいした知識もなく向かいました。今回の兼題は「梅」 私は…

図書館での語り会

1/29 蓮根図書館で語りの会がありました。図書館での語り、私は好きです。 本好きの方が集まる場所 そしていつものように、季節の庭園が背景に広がるわけでも 舞台の照明効果があるわけでも マイクがあって、囁き声を活かせるわけでも キッド・アイラック・ア…

『ジャスミン革命』チュニジア生レポート

http://kyo-kotoba.sakura.ne.jp/tunisie.htmlこのレポートは、チュニジアの首都チュニスに暮らす大切な友人が、この程チュニジアで起こった『ジャスミン革命』の様子を伝えてくれたものです。今こそ国民の手で我が国を創ってゆこうとする市民一人一人の小さ…

チュニジアのこと

現在の『和 一色』におさまるまでの途上のこと・・・私は以前チュニスに二ヶ月滞在し 国立芸術学校に編入させていただき、チュニジアの民俗舞踊を学びました。小さい頃から私はクラシックバレエを学び、モダンダンスを学びました。 演劇で表現することを始めて…

女房語りyoutubeデビュー!!

なんと、ちょっと恥ずかしいですが、昨秋、京都東本願寺別邸 涉成園での『紅葉賀』の冒頭部分をyoutubeで見ていただくことが可能になってしまいました! 10分程のお時間許せば…どうぞご覧下さいませ。 あの日麻布香雅堂様に再現していただいた、源氏の君の香…

神戸風月堂での語り会

神戸から戻ってきました。 第37回 風月堂朗読サロンでの連続語り会第3回目、 今回は「帚木の後半と空蝉」の巻でした。 風邪の流行る今、行きの新幹線の中で、あれ?呼吸器が変…と気づき、 すぐさま麻黄湯! 要用心と京都の実家に戻ると、母がぎっくり腰!? …

帚木の着物

明るい御抹茶色の色無地です。中井先生の遺品、 かなりシミがあったため形見分けから除外されていたのをいただいて、 ごく淡いミントグリーンだったのを洗いに出して染め直し、 仕立ててもらってまっさらに生まれ変わったものです。着物って偉大。 帯は茶系…

三美女ん!Salon de Nogi

サロンの女主人は右端の方 紫の江戸小紋です 万筋 だったと思います。 帯は作家もの、木蓮が描かれていて、全体を紫でまとめておられます。 女主人の風格です。 左の方はこの日お茶の御接待をして下さった方で、 いつも着物で語り会にいらして下さいます。 …

再会

新年にちなんで初音の巻を Salon de Nogi 能見台 で語りました。 こちらのサロンは皆様大変フランクで、 語り会の様子も公開のおゆるしをいただいています。 河上知明さんの燭台に和蝋燭が灯されて 巻の「かずけ綿」にちなんで綿の実をふんわりあしらってい…

空 海 大地

もうすっかりお正月も終わってしまいましたが 新年早々の一日、東寺、神護寺を訪ねました。 「弘法さん」で京都市民には親しみ深い空海のお寺。 寒い中 御朱印に並ぶ人々、活気のある境内。 空を目指すようにすくりと立つ五重塔。 小さい頃から私にはこの漆…

法然院除夜の鐘突 白無垢の京正月 

大晦日の京都は雪でした! よほど気温が低いのかふんわりと溶けずにどんどん庭に積もっていきます。 放射状に延びる大根の葉、緑に白の雪化粧を寒いのも忘れて見入りました。 夜は毎年恒例の法然院除夜の鐘突。 紫野の友人niconicoを訪ね積もる話の後出発。 …